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第31回石井一を囲む朝食会

2004年10月27日(水)パレスホテル


≪石井一代議士の講演≫
どうも皆さん、お早う御座います。いつも大変お世話になっております。有り難う御座います。1年ぶりの朝食会で御座いまして、今日はたくさんお出で頂いております。それぞれのお顔に見覚えがあり、日頃御無沙汰をし、お世話になっておること、深い友情を感じながらここに立たせて頂いておるわけで御座います。今後ともよろしくお願い申し上げたいと存じます。
中途半端な時間で御座いまして、今9時ちょっと前で御座います。仕事の厳しい経営者もたくさんお見えになっておりますので、あまり駄弁を振るうつもりは御座いませんが、しばらくだけ石井節を披露致しまして、それで会を閉じたいと思うわけで御座います。
岡田代表が申しましたように、彼は原理主義者と言われておりまして、言ったことは絶対に曲げない、例えば贈り物は全部突き返すと、女性からバレンタインのチョコレートがきてもそれはみな返すというのですから、ちょっとたちが悪いというか、そういうところが御座います。今日の話を聞いてどういうふうに感じられたか、一言で言ったら小渕前首相は党首討論の夜は寝られなかった、手が震えて動かなかった、それはまあ全国でですね、何千万とテレビを見ているのですから、そこで討論をし、人間の評価、これくらい恐ろしい機会は無いので御座いますが、可哀想に今日の日にあたって、おそらく情緒不安定で来るのではないかなと思っておりましたが、まああれくらいなら私も今日は国家基本委員会のなかで座っておりますので、時々相手側を牽制してやらないといけないなとは思っているわけで御座いますけれどもですね、この朝食会に来てくれということを言いましたら、「私は議員の会には一切出ないのです。」と言うのであります。そうか、それなら仕方が無いなと、しかし君ねえ、そんなこと言っていても党首は務まらないよと、議員はそれぞれパーティーをやったり会合をやったりするのに、それに全部出ないというのはね、原理主義者としていいかもわからんが、少し度を越えているのではないかと。俺の所は来なくてもいい、しかし他の所は行ってあげるように配慮をしてくれよと言ったらですね、翌日電話がかかってきまして朝食会に出ますと、こう言うのですよ。それでですね、今日の会になったのですがね、このことによって、我が党の議員の会にはこれから彼は出来るだけ出るということになりました。私がそうしましたのはね、後援者が何百人と集まるパーティーに、その時に他の用事があったとしても出るほうが、君自身、政治上、国民の皆様にわかって頂ける機会になるのだと、君の為にプラスだと思えと、そこがいかに原理主義者でも少し修正したらどうかと、それで修正することになりましたので、これからはうちのパーティーでも岡田代表が来る機会は多いと、来られない場合は副代表の私とかがですね、出て行ってそれをやるということに方向転換をしたその契機になったのが、今日の朝食会であるということをまず申し上げておきたいと思うので御座います。(大拍手)
アメリカで大統領選挙が来月早々行われますが、私はケリー、民主党が勝つ可能性があると思います。これに勝てばアメリカの政治というものが物凄く変わりますね。大体小泉とか武部とかいう人がブッシュ勝ってくれと言っていますが、私がここでケリー勝ってくれと言うのは内政干渉ですから、政治家としては口にしませんが、やはりこれはですね、日本に対しても大変な余波を送ってくると思います。ケリーが勝てば民主党に対する追い風になることは間違い御座いませんし、イラクの政策にしても何にしてもアメリカの外交政策が変わるということは、この全世界に対する影響というものはアメリカだけではなく物凄い大きいものがあると思います。その反面もしブッシュが勝ちますとですね、やりたい放題、アメリカに睨まれた国は全て攻撃を受けると、こういう事が四年続く可能性もあります。アメリカは中国に、台湾海峡に、北朝鮮に対してどういうを手を打ってくるかブッシュ政権が続いた場合の恐ろしさというものをですね、私が感じた場合に、そういう意味でも日本人の政治家として、ケリーを勝たせたいなあというふうな気持ちを持っておるわけではありますが、政権交代というのはですね、アメリカでもワシントンの高級官僚が2万人入れ替わるということが起こるわけでは御座いますが、アメリカの政権交代における劇的なチェンジ、ワシントンだけでなく経済界やら社会やら世界に対する影響は計り知れないものです。まあイギリスでもサッチャー保守党政権からブレアの労働党政権に変わった中において、こういう事態が、社会の体質が変わってくるぐらいに変わってくるわけで御座いましてですね、政権交代をこの国は経験しておりませんけれども、物凄く恐ろしい劇的なチェンジがあることを私は申し上げておきたいと思うのであります。
今、岡田君が申しましたが、10数年前、自民党を離れました。私はこの10数年自民党におれば、もう1回や2回は閣僚をしておったかもわかりません。しかしそれよりもこの国の抜本的な政治体制と制度を変える二大政党制の確立と政権交代の実現ということをやり遂げるのだいう一途な信念のもとに、私は野にあって政治生活を続けてきたのでありますが、彼の言うとおり振り返ってみたら、35人出て、その次58人に増えた。しかし、10年間のこの政治生活の中で、ほとんど消えてしまったか、自民党に帰ってしまったか、足跡を振り返ってみたら、岡田克也と私の二人だけが、ただひたすらにどちらにも動かず、自分の主張を守ってきたというのは一面正しいのであります。私が野中広務君と国会論争をした時に、お前が変説者だと、いやお前の方が変説だと言いました。しかし変説は野中広務であって、ある時は小沢一郎にひれ伏してまで自民党へ帰ってくれと言うて自自公をやり、ある時は売国奴だと言ったと、これこそ変説者でありますから私はそれを追及したのであって、私の所属した政党は新生党・新進党・民主党と変わりましたけど、私はひとつも動いておりません。寒いバラック小屋の中に常に住んでおって、野党の厳しさを感じながら、周りの地番や町名が変わっただけの話であって、私自身はひとつも変わってないというのはね、私の筋の通し方であったということを申し上げておきたいと思うのであります。この間の参議院の選挙、恐ろしい事がありました。私は一ヶ月間で26県回りました。26県回ろうと思ったら体がクタクタになります。もう安物の宿で、幕の内をつついて、夜も眠らず、朝早くから次々街頭に立ってやるんですけど、三名区の神奈川県でも、それから愛知県でも、東京都の4名区でも、2名皆民主党が当選したのです。それよりも驚いたのは私が担当していた四国九州で、高知県で勝ち、大分県で勝ち、宮崎県で勝ち、長崎県で勝つ、あとのところももうちょっと、佐賀県とか鹿児島県とか、こんなもの私は昔四国と九州は韓国にでも結びつけてくれと、そうすればもう、遠の昔に民主党の政権が出来てるでと。ちょっと新聞に書かれて、物議をかもして、したのですけれども、その絶望的地域が、みんなひっくり返ってきている。こういうような状況が起こって、岡田君が言いました400万票自民党に勝ったのですから。民主党が圧勝していると言ってもいいのであって、この次にこれを確実に実現するのが、次の総選挙だというふうに思っておるわけで御座います。今自民党の政権が維持できているのは公明党であり、この訳のわからない宗教団体がついているために、訳のわからない政権が未だに続いているという事であってですね、この次こそはという気持ちで私は政治に対処をしていきたいというふうに思っております。
そこで、自民党から民主党政権に変わったらどう変わるのか、よくわからないという人がいるので、実際はあまり変わらない、中身はあまり変わらないかもわからない、なかなか説明しにくい、この間、アメリカで共和党から民主党に変わったらどうなるのだと聞かれたが、それはまあある程度は屁理屈つけられますが、そんなに劇的に、ああそうか、これはすごいなと言う様な事ではありませんが、しかし、中身は相当違います。日本で政権交代があればその違い方を私が2つか3つご指摘して私の話を終わりたい。
まず第一番目はですね、物凄い世代交代が起こるということです。岡田君は50歳です。それと同年は自民党では安倍晋三君でありますが、この事によって、日本の政界の若返りと世代交代というものがもう確実にすみますよ。自民党ではね、パニックが起こりますよ。私ね、ちょっとここに書いてありますから具体的に名前を申し上げますが、これはあの親しい方もおられるので差し支えありますが、次に言う人々は今度の小泉内閣に入れてもらえずに、青木とか、それからですね、森が考えておった三役は、幹事長額賀福志郎、政調会長亀井静香、総務会長古賀誠だったのです。ところがやね、そんなもの全然問題にせずにやね、小泉は自分の人事をやりましたがね、まあ私が今言いましたね、亀井静香、古賀誠、額賀福志郎、藤井孝男、平沼赳夫、高村正彦、福田康夫、堀内光雄、等々ですね、まあ中二階と言われておりますか、自民党は年功序列の所ですから、田中の次は大平、大平の次は鈴木、鈴木の次は中曽根というように順番に降りてこなあかんものが全部とんでしまいよると、こういうですね、まあ日本の政界に民主党政権ができた場合には、まあ15歳から20歳位近い劇的な若返りというのがまず起こるだろうだろうという事を申し上げておきたいというふうに思います。これが良い事か悪い事かという問題はありますし、そこには例外はありますけれども、少なくとも自民党にとってはですね、これほどの革命的なチェンジは、まず自民党政権が続く限りはありませんから。それからですね、今かろうじて仲間に入れてもらった久間とか麻生とか与謝野とか武部とか谷垣、この世代も皆とんでしまいますよ。そら皆これは50代の終わりから60代に皆入っている人々でありますから、安倍からそれ以下にもう完全に向こうも変わらざるをえないという、そういう政界での斬新なチェンジがあると思います。
第二にね、外交政策において、今朝もイラクで日本人が、どういう形か知りませんがこれは十分検証しなければいけませんけれども、捕らえられ、48時間後に日本の自衛隊が撤退しなければ命は無いぞと、こういう忠告を受けたという事を言われておりますが、これは大きな事件になる可能性があります。フィリピンはそういう事が起きて、軍隊を撤退しました。スペインも政権が変った事によって、軍隊が撤退をしました。日本の自衛隊を直ちに撤退させるという事はできないかもわかりませんが、この事が日本の世論に対して、或いはアメリカの大統領選挙に対しても投票直前でありますから、凄いインパクトになってくる事は確かでありますが、外交政策において民主党はね、イラク政策においても、北朝鮮の政策においても、アメリカに対する単独主義に対してアジアへのシフトをし、中国のことで首脳会合もできないというふうなこういうふうな所は大きく外交的に変わってくると思います。
深く論ずるだけの時間がありませんが、第三に内政面で物凄く大きなチェンジがあるという事を申し上げたいのはですね、年金の問題も三位一体改革の問題も、或いはその他、郵政の民営化の問題も色々ありますが、つまりキーワードは改革という事であります。どれだけ幅広く改革ができるかという所に、自民党と民主党の差があるのですがね。ところがね、自民党の改革というのは、小泉首相が3年間改革という事を言い続けたけれどもそれでは、どれだけの成果があったかと言ったらほとんど成果が御座いません。自民党をぶっ潰してまで改革すると言うが自民党はぶっ潰れておりませんし、改革が断行されていないというのが今の国民の実感として3年半の実感として感じられてきているのではないでしょうか。さっき出ました道路公団も、改革をやったけれどもの不採算の路線は全部残して、そのまま建設されてしまう、それは税金を投入するということになっているのですから、改革は実行できない。これはどういう事かというと、自民党の政府というのは、右肩上がりの、バブルの時期と同じ体質でやっておって、それに対する中身に手がつけられない。政官財のトライアングルは健在です。民主党ならこれは抜本的に手をつけるだろうと思います。今日はセガサミーの里見会長が来ておられますが、サミーは大変な収益を上げた企業だと聞いていますが、セガと一緒になったらこの頃ちょっと株価が下がってきたなあと、しかし重たい荷物抱えたのかなあと、しかしおそらく、大きな経営者はね無茶苦茶な経営改善というのをやってると思うのですよ。だから企業が伸びるのだと思うのですよ。何をやっとるのかと、リストラもやる、費用の節減もやる、全てについてこれほど厳しいことをやるかというから企業はもっていくのだと思うのですが、自民党政治はですね、わかっているけどできないというのが続いているのですよ。だから毎年毎年国の借金は増えてくる。改革と言っても身を切らない、族議員がついていて絶対それをさせない。言うなれば古い形のままの経営を続けようというのが自民党の体質であって、民主党ならですね、そういう腐れ縁とかそういうのがありませんから、同じものをやるにしたってこれがピシーッとやれると。この10年間20年間、どれだけ公務員が減りましたか。一人も減っていませんよ。特殊法人を統廃合するとか言うけど、独立法人とか何とかいう名前を変えただけで全部残っていますよ。役人の高給の天下りも役人の渡り鳥も退職金も何も変わってないですよ。これだったら国が潰れるのは当たり前じゃないですか。そこの同じ改革と言うても、やれる経営者とやれん経営者というのが自民党と民主党の違いであるという事を、私は痛感を致します。今度、政治とカネが問題となり日本歯科医師会から1億円貰ったと。1億円どころではないですよ、5億10億貰いますよ。私も昔貰った事がある。(笑)あれね、医師というのは、まあこれは出ているから言いますけれども、診療報酬を上げる為に全国から5億10億集めて自民党へ献金を持って行く。そして迂回献金というて、名指しにしてA・B・C・D・E・F・石井一も入れておいてくれと、これに3千万あれ5千万と、個人に渡したら悪いから国民協会に渡してそれを渡してもらうと。その事によって診療報酬を上げてもらうと、誰が損するねん、そのつけ、全部国民が歯を診てもらう時にそれをつけてもらうわけでしょ。そのうま味の制度がですね、いつまでも直らない。今でも自民党はね、トラック協会に対しても港湾協会に対しても多くの業界に対しても同じことをするから、皺寄せはみんな国民に来る。政府は金儲けをするという体質をやね、いつまで経っても変えない。こんな事民主党はできませんよ。まず岡田がすぐ監査法人や何やいうて全部調べて、領収書が1枚でも無かったら認めんとこうやるのですから。チョコレートでも返すんですから金なんて受けとらへん。経営者の新しいのと古いのとではどれだけ違ってくるかということを考えて頂きたい。
民主党と自民党と政権変わってどないなるのと言われた場合に、なかなか説明はしにくいけれども、今のような、抜本的に、同じ事をやるにしても、中身が変り結果が出るのは民主党であると。まあ石井節で言えばこういう問題が提起できるだろうと思います。世の中には、キリンビールもあればアサヒビールもあります。日航もあれば全日空もあります。トヨタもあれば日産もある。両方比べて、良い方を自由に選んで、そのことによって消費者は安い価格で、安全な物を、良質な物を得ることができる。そこに選択の余地があって初めて国民生活は爽やかになってくる。政治という基本的な根幹の物が、唯一つの商品しか無いというところにこの国の不幸があるわけでありまして、今のような違いを我々は創っていき、我々のやり方が悪ければまた、元の製品に戻ってもらうと、こういう日本の爽やかな民主主義を創っていく為に、頑張って参りたいと思います。
今日の石井節の講演はこの程度で終わらせて頂きたいと思います。どうも有難う御座いました。(拍手)


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