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徒然一言 2003年10月3日
 「自民党の空洞構造」



 小泉純一郎総裁が再選され、自民党役員人事とあわせて小泉内閣が改造されました。安倍晋三前官房副長官が幹事長に抜擢され、世間の注目を集めているのは皆さんご承知の通りです。確かに、これまでの自民党幹事長人事からしてみれば驚きの抜擢ではありますが、いわゆる“権力の二重構造”ならぬ“権力の空洞構造”となることに、他党のことながら心配を覚えます。
 つまり、安倍幹事長は選挙用の顔でしかなく、実際の党務を仕切れるだけの腕力が備わっているとは考えられません。特に自民党は、海千山千のシニア議員がゴマンと控えており、若い安倍幹事長が十分な指導力をもってその自民党を牽引できるか、という点が大きなポイントです。もちろん、他党のことですから、その党のリーダーシップうんぬんかんぬん言うのは筋違い、との声もあるでしょう。  しかし、それは違います。幹事長といえば、選挙前にはテレビの討論番組に党を代表して出演し、党の政策から運営方針などについて語る立場です。前面に出て語る人の言葉がそのまま実践されなければ、何のためにその人がテレビに出演しているのかわかりません。安部幹事長がいくら若々しく色々なことを述べても、実際に党を引っ張る力がなければ、そうした発言はまったく意味を持ちません。幹事長の力が弱いばかりに、いわゆる抵抗勢力と呼ばれる面々が跋扈(ばっこ)し続けるようなことがあれば、自民党の改革など進むわけもありません。
 国民の皆様におかれましては、どうぞそのあたりをじっくりと勘案の上、これからの政治をしっかりと評価していただきたいと思います


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